工業地域について解説します。

こんにちは。
株式会社ホームリンク代表の吉田です。

梅雨入りしたかと思えばもう真夏のような暑さですね。

さて、今回は工業地域について解説したいと思います。

1. 工業地域とは?

工業地域(こうぎょうちいき)は、都市計画法に基づく「用途地域」の一つで、主に工場などの産業施設の建設・運用を目的とした地域です。

都市における土地利用の区分の中で、「工業の利便性を高めつつ、住環境との衝突を最小限に抑えること」を目的としています。

2. 工業地域の特徴

特徴内容
主な用途製造業・加工業・物流倉庫などの工場・事業所
住宅建築制限ありだが一部可能(工業専用地域とは異なる)
商業施設原則として建てられる(規模や種類による)
環境規制比較的緩やか(騒音や振動をある程度許容)
学校・病院など建築可能だが望ましくないとされる

3. 工業地域と工業専用地域の違い

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用途地域住宅工場学校・病院
工業地域○(建てられる)◎(主用途)△(可能だが推奨されない)
工業専用地域×(住宅は建てられない)◎(主用途)×(学校・病院も不可)

工業地域は「住宅も建てられるが、工場優先のエリア」であるのに対して、工業専用地域は「住宅・教育・医療施設は一切ダメ」という、より厳密に工業に特化した地域です。

4. 建てられる代表的な建物例

  • 製造工場(食品、機械、金属など)
  • 倉庫、配送センター
  • 小規模な商業施設(飲食店、コンビニなど)
  • 事務所ビル、研究施設
  • 一般住宅・集合住宅(条件付き)

5. 工業地域が指定される場所

  • 駅から少し離れた場所や、郊外の交通アクセスの良いエリア
  • 騒音・振動を考慮して、住宅地とある程度距離を置く場所
  • 港湾・高速道路ICの近く(物流・生産拠点に最適)

6. まとめ

いかがでしたでしょうか。

工業地域は、主に工場や倉庫などの産業用施設の立地を目的とした用途地域で、住宅や商業施設も一定条件で建築可能です。

騒音や振動などの環境規制は緩やかで、比較的大きな建物も建てやすいのが特徴です。

メリットとしては工場や物流施設などの事業展開に適しており、比較的土地が安価で広く、自由度の高い建築が可能な点です。

反対にデメリットとしては、騒音・振動・交通量などにより住環境には不向きで、住宅ローンや資産価値面での評価が低くなりがちな点です。

本日はここまで。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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投稿者プロフィール

吉田 亮介
吉田 亮介代表取締役
株式会社ホームリンク代表。1978年1月生まれ。31歳で不動産業界に転職後、約14年間不動産売買仲介専門エージェントとして従事。その後、2023年12月に株式会社ホームリンクを設立し、代表取締役に就任。お客様との出会いやご縁を大切にする会社を目指しています。