仕事道具をご紹介します。
こんにちは。
株式会社ホームリンク代表の吉田です。
今日は少しいつもとは趣向を変えて、私たち不動産屋が普段から使っている仕事道具についてご紹介したいと思います。
第一回目の今回は、三角スケールをご紹介します。

ご存知の方もいらっしゃるかとは思いますが、これは不動産に関わる色々な図面上で寸法を図る定規みたいなものです。
私たち不動産屋が一番よく使うのは字図と言われる図面上で、おおよその土地の間口や奥行き、または簡易的に道路幅員などを測るために用います。

計測できる縮尺の違いによって土地家屋調査士用、建築士用、一般用と様々な種類があります。

上の画像の「1/500」が縮尺で、他にも「1/100」や「1/250」などがあります。
簡単に使い方を説明します。
とても簡単です。

これが字図(あざず)です。
公図というのが正式な名称なんでしょうか。
土地のおおよその形状や地番が記載された図面です。

まず、字図に記載されている縮尺を確認します。

例えば、地番が「5-15」の土地についてその間口を測りたいとすると(102-3が前面道路部分です)、上の画像の様に字図の縮尺と同じ縮尺を用いて定規のようにして測るだけです。
この場合、間口が約11mということが分かります。
ただ、注意点としてはあくまでもおおよその寸法であって決して100%正確ではないということです。
区画整理されている住宅地であればある程度実際の寸法と合っていますが、そうでない場合にはやはり現地に行って実測することが大事になってきます。
また、字図の他に地積測量図と言われる図面がありますので、正確な寸法を知りたい時には地積測量図を参照する方がより正確です。
不動産の広告ではこの三角スケールで測った字図上の寸法が記載されていることが多くあります。
そのため、購入を検討する場合には実際に現地に行ってきちんと測った方がいい場合もあるということを覚えておいて損はないと思います。
いかがでしたでしょうか。
また機会があれば不動産屋の仕事道具についてお話ししたいと思います。
ちなみに何で三角スケールなのかと言うと、多分この形状だからだと思います。

この形状が一番合理的なんでしょうね。
投稿者プロフィール

- 代表取締役
- 株式会社ホームリンク代表。1978年1月生まれ。31歳で不動産業界に転職後、約14年間不動産売買仲介専門エージェントとして従事。その後、2023年12月に株式会社ホームリンクを設立し、代表取締役に就任。お客様との出会いやご縁を大切にする会社を目指しています。
最新の投稿
不動産コラム2025年6月14日準工業地域を解説します。
不動産コラム2025年6月7日商業地域について解説いたします。
不動産コラム2025年5月31日リフォームとリノベーションの違い
不動産コラム2025年5月24日近隣商業地域を解説します。